オウム真理教サリン地下鉄事件を知らない世代の人口が増えつつあります。
1995年に発生した事件ですし、それ以降に生まれた方が続々と成人を迎えていきますので、それも致し方のないことです。
こう書いてしまうと時の流れを感じるばかりですね。
しかし、無差別テロはまたいつ起こるかわかりませんので、このような無差別テロ事件があったという事実を風化させてはなりません。
とまあお堅い書き出しになりましたが、今回はその当時の友人 T の話をブチ込みます。
T はかつての同僚でしたが、転職してからもよく遊んでいました。
そんな中でサリン事件が起こったわけですよ。
かつて私の知り合いからも信者が出たくらいですから、危険な思想をもったカルト教は結構身近なところにあるものだと思いました。
「全財産差し出して厳しい修行に耐えるなんてありえないね。」
ガムシロップですっかり甘ったるくなったアイスコーヒーをストローでかき回しながら、達観したような表情を浮かべる T。
「出家するなら財産放棄するのが仏教思想だから、それは仕方ないでしょう。」
なんて正論かましたところで、オウム幹部が私腹を肥やしに肥やしまくっていたのは周知の事実でございます。
すると T が爆弾発言を投下しました。
「俺なら、もっとみんなが幸せになる新興宗教の教祖になるね。」
今思えば、なぜか私の周りには教祖になりたいという願望を持つ奴は数人いましたね。
そんなアホな、と思いながらもどんな構想なのかを聞いてみたわけですよ。
「名前は T教(自己愛感丸出し……)。で、そもそもお布施の金額が決まってないのが悪い。だから一律 500円。」
「で、教義は?」
「なにもしないことだよ。ドリンク 1 杯ふるまって騒ぐだけ。修行ナシ。」
完全に曖昧です。
「お布施で集めた金はどうなるの?」
「それは俺のポケットマネー。宗教団体は課税されないし。でも 500円でみんなハッピーね。」
いやいやいやいや、それが私腹を肥やすってことでしょーよ。
それ以前になにがハッピーなのかわからん。
目のまえで聞いている私でさえ、そのカラクリはミエミエです。
「俺は信者にイヤな思いをさせたり、苦痛を強いたりする宗教って間違ってると思うけどな。」
こればかりは個人の受け止め方の違いなので何とも言えません。
ただ、ひとことだけ言っておきました。
「そんなんじゃ人は集まらないだろうね。」
その後、T教が広まったとか、ニュースになったとかいう話は一度も聞かれません。
そしてとうの本人もとっくに忘れているであろうことは自身を持って申し上げられます。
しかしですよ、たまーに話題になるこの手の信仰宗教とか、詐欺行為とかフタを開けてみるとしょーもないカラクリだったりするんですよね。
しかも、大勢の人集めに成功しているというこのミステリー。
それがカリスマというやつなのでしょうけれど。
2015年4月27日月曜日
2015年3月25日水曜日
フーゾク取材の黒歴史
恐らく、当時私と行動を共にした人は「あいつだ!」と心の中で叫ぶかもしれませんが、その叫びはどうぞご自身の心にそっとしまっておいてください。
私のフーゾクとの出会いはハナタレもいいとこの 10歳の頃でした。
小学校高学年の社会研究の時間のことです。
普通なら、地元の歴史を調べたり、工場や会社などを見学させてもらったりするのが子供らしい社会研究の行動じゃあないですか。
「これからはフーゾクでしょ、フーゾク。」
と同じ班のハナタレ男が、風俗産業で決定とばかりに私たちに吹聴してまわりました。
エロいマセガキで有名な彼のことです。
鼻の下をビローーーンと伸ばしながら、きったない字でノートに質問事項をまとめはじめました。
「おまえらさ~、フーゾクってなにか知ってる?」
ポカーンとアホ面をかます私たちを前に、彼が続けます。
「きれーなお姉さんが出てきてさ~」
それでピーンときましたね。
「エッチな本みたいなことをするんでしょ?」
なぜか眠たいはずの授業中、私たちの班が異様な盛り上がりを見せはじめました。
もう全員ノリノリ状態です。
電車に乗って取材しに行こうということになりました。
そして電車に揺られて行ったのが新宿、歌舞伎町ですよ。
今考えてみれば、ハナタレのガキとはいえ、昼間でも小学生のグル―プがフラフラするような場所ではありません。
昼間はギラギラした雰囲気ではないのですが、スーツを着た夜の商売人たちがフラフラしていましたね。
取材写真として、電気の通ってないネオンサインやお姉ちゃんたちの看板をインスタントカメラで撮りまくったわけですよ。
「やっぱり話も聞かないとね」
などと言いながらも、コワイお兄さんたちに話かける勇気はありません。
地元でも子供が行方不明になった話を聞かされていたせいもあるでしょう。
ひとしきり写真を撮ったあと、エロいリーダー持参の地図に書かれたマルを頼りに区役所まで行きましたよ。
フーゾクについて教えてくださいと言ったところ、担当のオッサンに爆笑されましたが、風俗産業の問題点をいろいろ説明してくれて、社会的にはなくしていくべき産業だが、それを必要としている人もいるんだよねーとミョーに意味深な言葉で終わりました。
エロい情報をたくさん仕入れるはずが、結果的に大真面目な社会研究テーマとなりました。
週が明けて模造紙にマジックで情報を書き込みながら、なんか一仕事やりとげたような達成感をメンバー全員が味わいましたね。
ネットがなかった時代でしたので、規制がユルかっただけかもしれませんが、よく担任がこのテーマを許したなと今でも思うわけですよ。
私のフーゾクとの出会いはハナタレもいいとこの 10歳の頃でした。
小学校高学年の社会研究の時間のことです。
普通なら、地元の歴史を調べたり、工場や会社などを見学させてもらったりするのが子供らしい社会研究の行動じゃあないですか。
「これからはフーゾクでしょ、フーゾク。」
と同じ班のハナタレ男が、風俗産業で決定とばかりに私たちに吹聴してまわりました。
エロいマセガキで有名な彼のことです。
鼻の下をビローーーンと伸ばしながら、きったない字でノートに質問事項をまとめはじめました。
「おまえらさ~、フーゾクってなにか知ってる?」
ポカーンとアホ面をかます私たちを前に、彼が続けます。
「きれーなお姉さんが出てきてさ~」
それでピーンときましたね。
「エッチな本みたいなことをするんでしょ?」
なぜか眠たいはずの授業中、私たちの班が異様な盛り上がりを見せはじめました。
もう全員ノリノリ状態です。
電車に乗って取材しに行こうということになりました。
そして電車に揺られて行ったのが新宿、歌舞伎町ですよ。
今考えてみれば、ハナタレのガキとはいえ、昼間でも小学生のグル―プがフラフラするような場所ではありません。
昼間はギラギラした雰囲気ではないのですが、スーツを着た夜の商売人たちがフラフラしていましたね。
取材写真として、電気の通ってないネオンサインやお姉ちゃんたちの看板をインスタントカメラで撮りまくったわけですよ。
「やっぱり話も聞かないとね」
などと言いながらも、コワイお兄さんたちに話かける勇気はありません。
地元でも子供が行方不明になった話を聞かされていたせいもあるでしょう。
ひとしきり写真を撮ったあと、エロいリーダー持参の地図に書かれたマルを頼りに区役所まで行きましたよ。
フーゾクについて教えてくださいと言ったところ、担当のオッサンに爆笑されましたが、風俗産業の問題点をいろいろ説明してくれて、社会的にはなくしていくべき産業だが、それを必要としている人もいるんだよねーとミョーに意味深な言葉で終わりました。
エロい情報をたくさん仕入れるはずが、結果的に大真面目な社会研究テーマとなりました。
週が明けて模造紙にマジックで情報を書き込みながら、なんか一仕事やりとげたような達成感をメンバー全員が味わいましたね。
ネットがなかった時代でしたので、規制がユルかっただけかもしれませんが、よく担任がこのテーマを許したなと今でも思うわけですよ。
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