遥か昔の話ですが、英会話講師のバイトをしていた時期がありました。
中級コースだったので楽な仕事だったのですが、ごくたまに TOEIC 受験講座も任されることもありました。
日本人に多い傾向だとは思いますが、ペラペラに話せるようになりたい気持ちはとても強いものの、その実力がはっきりと数値に出ないと不安があるようです。
日本人に多い傾向だとは思いますが、ペラペラに話せるようになりたい気持ちはとても強いものの、その実力がはっきりと数値に出ないと不安があるようです。
私は少なくとも当時の TOEIC の点数には懐疑的でした。
その理由には以下の二つが挙げられます。
その理由には以下の二つが挙げられます。
1. 英語圏に 2 年でも在住して日本語を一切使わない生活を強いられると、全く勉強しなくても一回の受験で900点は余裕で取れるようになる。
2. TOEIC はマークシート方式のテストなので、過去問などを利用したクイズ形式で鍛えることによって、それほど話せなくても高得点を取ることが可能になる。
つまり、テストで高得点を取るための技術は身に付くが、ネイティブスピーカーが納得の行く英語力とは別物になる。
2. TOEIC はマークシート方式のテストなので、過去問などを利用したクイズ形式で鍛えることによって、それほど話せなくても高得点を取ることが可能になる。
つまり、テストで高得点を取るための技術は身に付くが、ネイティブスピーカーが納得の行く英語力とは別物になる。
最近はスピーキングが TOEIC に盛り込まれたという話も聞きますので、実力の評価はより正当性を持つようになってきたとは思います。
しかし、本当に真の実力を見たいのであれば、むしろエッセイとスピーキング付きの TOEFL を受験されたほうが、テーマに沿って文章を書いたりスピーチする必要があるため、より正確に自分の英語力を知ることができると思います。
このカラムが一杯になってしまったため、続きは次回にします。