2014年9月2日火曜日

不思議なデート

ブログの方で書いた虫の夢が意外とウケが良かったようですが、先日また変な夢を見たのでこちらにアップしておきます。
どういうわけか、母と叔母と三人で超高級デパートに来ていました。
 別に看板に超高級と書かれているわけではないのですが、内装から商品まで超一流のものがそろっており、あきらかに一般庶民向けではないことは見てとれました。
この不思議な組み合わせでウインドウショッピングをしていたところ、叔母がスカーフ屋の前ではたと足を止めました。
 絹孔雀の高級シルク100% スカーフです。
 その中でも一番地味な藍染風の色のスカーフを手に取り、何度も綺麗な色ねえと言いながらうっとりしていました。
 そのお値段は税抜きで 10万円でした。
私の母は 10万円と聞いた時点で購入する気は失せたのですが、叔母はもう買う気満々でした。
 販売員も叔母のことをお目が高いとお世辞を言いながら、スカーフを綺麗に畳んで桐の箱にしまいました。
 さていよいよ包装というときになって、専用の包装紙を切らしていたことに販売員が気付きました。
「奥様、いかがいたしましょう。私どもの専用の和紙の包装紙でお包みしたいのですが、あいにく切らせております。このままお待ちいただければ、他の代理店で包装するように手配いたしますが。」
「じゃあ、待ちます。」
そんなわけで、そのデパートの最上階で食事でもしながら待とうということになりました。
 母と叔母は揃ってドリアを注文し、私は何故かざるそばを注文しました。
 すると、そば店の主人が申しわけなさそうにやってきて、そばはこれから手打ちするので 20分はかかると言うのです。
お待たせするので申しわけないと、出されたのがバゲットと蜂蜜。
 普通、こんなのを食べたら後のそばが入らないと考えるものですが、なぜか私はサービスのよさに感動していました。
バゲットをかじりながら二人の会話をフンフンと聞いていると、近くにバゲットを包むのによい紙が見つかったのでちぎってみたところ、何とそれは御進物用ののし紙(記名済み)でした。
やべえことしちゃったなと思っているうちに、打ちたてのそばが運ばれてきました。
 そしてその後ろから例のスカーフ屋の店員が事情を説明しにやってきました。
「スカーフは仮包装させていただきましたが、こちらの代理店できちんと包装いたしますので、お持ちになっていただけますか?」

 どうせすぐ開けちゃうんだから、包装してもらわなくてもいいよね、と勝手な想像をふくらませる私とは裏腹に、叔母はその特別な包装をしてもらう気持ち満々で10万円+消費税の支払いを済ませました(しかもテーブル会計)。
「あの……すみません。ここにあったのし紙を破いてしまったのですが……。」

 とついでに謝罪してみたところ、また書きますので大丈夫ですよと店員は言ってくれましたが、その表情は妙に引きつっていましたね。
結局バゲットを口にしただけで、そばにありつけないまま目が覚めてしまったのですが、母にこの夢の内容を話したところ、ちょうどその前日に叔母から電話があったということでした。
ちなみに、私は母と叔母と三人で出かけたことは一度もありませんし、叔母にいたってはもう一年以上会話を交わしていません。